みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
不労所得でFIREしたいYリーマンと申します。
今日もFIREに近づくため発信していきたいと思います。
今回は40代で実際にFIREした、おけいどん(桶井道)さんが出版した
「40代でも遅くない おけいどん式 退職準備&資産形成術」
についてレビューしていきたいと思います。
- 給与が平均以下でもFIREできるのか知りたい
- FIREするための心構えを知りたい
- どうやって資産を形成していったらいいか知りたい
- 30、40代だけどFIREしたいと思っている
- FIREを目指しているが今の自分は、どのあたりにいるか比較してみたい
という人が参考になる本だと思います。
自分もFIREを目指しているので一つのゴールの例としてじっくり読ませていただきました。
では、さっそくいってみましょう。
給与平均以下でも、30、40代でもFIREは達成できるのか?
給与が少なくても、若くなくてもFIREが達成できるのかどうか。これが一番の関心だと思います。
わたしが本を読んだうえで感じたのは
給与平均以下でも、40代からでもFIREは達成できる!
(※だたしちょっとだけ細かい条件付き)でした。
条件付きという部分も含めて、その理由を本の構成と一緒に解説していきます。
本の構成について
まずは本の構成についてですが、全5章となっています。
またこの5章以外にもプラスアルファの部分があります。
個人的には100万円貯めるためにSTOPすることSTARTすること、まずはFIREを目指すならこれを実践するのが大事だと感じました。
また中身については3章で説明します。
0章 はじめに
0章では、おけいどんさんが考えるFIREに最低限必要な4%ルールのことや会社員の平均給与推移グラフが載っていました。
4%ルールはYリーマンも耳にタコができるくらい聞いている言葉です。もし知らない人は覚えておきましょう。
日本の平均給与推移グラフについては、悲しい結果が載っていました。
アベノミクスで一度は上昇したものの、その後下落しているという現実です。わたしも今後大きな上昇を見込めるかどうかは微妙だと感じました。
また年収400万円、年間支出120万円(月10万で生活)複利運用でのFIREシミュレーションがあり、最短で進めていけば13年でFIRE可能だということが示されていました。
冒頭、わたしが感じた条件というのは、ここに出てきています。
- 独身でいること(2人以上の生活費で考えていないこと)
- ライフプランに大きな変化がないこと(家を購入するなど)
- かなりの節約家であること(月10万は、かなりシビア)
この条件をクリアさえできれば40代でもFIREは達成可能です。
1,2については個人差があるとは思いますが、3についてはこの後の3章を読んで実践することで達成可能です。
少しでもFIREに近づきたいと思う方は、節約家になるための極意を知るために読み進めてもらうことをオススメします。
1章 47歳でFIRE完了!アーリーリタイアのリアル
おけいどんさんがアーリーリタイアしたリアルな内容が書かれています。
個人的に一番気になった部分は資産の推移が書かれていた部分で自分に照らし合わせた場合どのくらいの差があるかということでした。
自分の年齢に近い辺り抜粋して書き出すとこんな結果です。
30歳 2000万円 ⇒ 給料の半分以上を貯金&投資に回し、資産倍増
33歳 3200万円 ⇒ リーマンショック前の最高資産額
わたしはまだこの領域に達していないですが、日々の積み上げは大事だと感じました。
給料の半分を貯金と投資に回す努力がすごい!
2章 アーリーリタイアの心構え&FIREを達成するためのメンタル鍛錬法
心構えの一つとしておけいどんさんが考えるアーリーリタイアに必要な金額の公式が出てきます。
最初の4%ルールの利回りをベースに予備金を含めた計算式になっています。
この計算の場合、仮に月20万。年間240万の生活を送るためにはおおよそ6667万円の資産が必要ということになります。
予備資金をざっくり300万円として7000万円がアーリーリタイアの目安になるという結果です。
また章の後半では公的年金受給額の試算をしており、今の自分がいくら年金受給ができる想定なのか、アーリーリタイア前には確認が必要だと感じました。
3章 セミリタイアから初めてわかったFIREの「捨てる」極意
この章では0章でも出てきた節約家になるための極意として捨てることの大切さ、物欲を抑えることの大切さ(いわゆるドケチ精神)が書かれています。
わたし個人としてはこの章で言われていること、書かれていることの実践が大事だと感じています。
この部分は徹底して実践することでFIREに確実に近づける!
身の回りの物を減らし、少なくてもお金に換えることで小銭を増やすこと、支出を減らすことで少しでもFIREに近づけるという、当たり前かつ重要な極意が書かれています。
ただしドケチだけでは心が疲れてしまうので、自分が満たされるサービスを決めて、それだけにはお金をかけて、他の物欲を抑制するという作戦を考えられています。
わたしの場合は2か月に1回の散髪か、おいしいカフェでのんびりお茶を飲むことをそれにしようかと思っています。
また3章の最後には節約家になるための大事なチェックがあります。
- 1年で100万円貯めるために今すぐSTOPすること25
- 1年で100万円貯めるために今すぐSTARTすること18
この2つは最低限、自分に当てはめてチェックしたほうが良いと思います。
ぜひ読んでほしいので全ては紹介せず自分ができていないものだけピックアップします。
STOPすること25のうちできていないことは2つでした。
- 都会在住なら自家用車を手放す
- 毎年、服を買うのをやめる
わたしの住んでいる場所が都会かどうかは微妙ですが自家用車はやはり支出の多くを占めているので見直しが必要だと感じています。
また服にこだわりはないので頻繁には購入をしていないつもりではありましたが、1年に1回以上は購入をしているので、この頻度も見直すべきかと考えています。
STARTすること18のうちできていないことは結構ありました。
- 出勤時、外出時はマイボトル持参
- ときには弁当も持参
- ポケットティッシュは必ず受け取る
- 冷暖房を適温にする(冷房28度、暖房20度)
- 洗濯は風呂の残り湯を使う
- 本は図書館で借りる
- 国民年金はまとめ払いする
- 家中の電気をLEDライトに切り替える
- 散髪は1500円以内の格安カット店にいく
中には実践が難しそうなものもありますが、少しでも実践できればFIREに近づくはずです。
4章 FIRE早期達成のための「貯金&投資」超実践プラン
この章では貯金と投資の実践プランが書かれています。
これはどの書籍を見ても出てきますが、やはり初心者には米国の株価指数S&P500がオススメされています。
理由はいくつもありますが、成長性が見込めることとや米国の企業が株主に対して還元するという使命感などが理由です。
高配当株長期投資は最初は地味ですが100万円を超えたあたりから世界が変わり、配当金を株に再投資することで延々とお金を生み出すATMが誕生すると言われています。
5章 目指せ自宅ATM!FIRE向け個別株の選び方
最後の章では第4章でも出てきた自宅ATMを作るために、おけいどんさんが考える個別株の選び方が書かれていました。
個別株を選ぶための指標の説明と、それらを組み合わせた必須の公式として株価の計算公式が書かれています。
これ以外にもPER、ROEなど株式投資ではよく聞く言葉の指標を知ることで、個別株の良し悪しを判断する材料にしているということでした。
5章の最後にはおけいどんさんが保有する株やETFの例があったので気になる人は、これを見て指標を確認したうえで購入してみるのも良いと思います。
個人的には個別株にたどり着く前に、第3章で紹介したような節約志向の考え方から元手を生み出すことが出来たら実践に移していきたいと考えています。
まとめ
今回は「40代でも遅くない おけいどん式 退職準備&資産形成術」をレビューさせてもらいました。
最初に言った「給与平均以下でも、40代からでもFIREは達成できる!」というのは条件はあるものの、本書の中身を実践することで実現可能だと思います。
わたしもFIREを目指す一人として、この実践例を参考に今後も投資を進めていきたいと考えています。
今回のレビューで30、40代の人でもFIREするために自分が何をすべきなのかを考えるきっかけになればよいと思います。
今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術
昨日よりも今日、今日よりも明日。
充実(ワイワイ)した生活を送れる日を目指して
頑張っていきましょう!