2019年に初版が発行されてから3年以上経った今でも読まれる名著「苦しかったときの話をしようか」を投資をしている視点で解説します
この記事で分かること
- 名著「苦しかったときの話をしようか」の要点
- 投資家目線を交えた解説
- 自分の強みの分析方法について
本の要点を押さえつつ、投資をする目線で必要な考え方が学べます。また自分を知るという意味で、『自分の強みの分析方法』についても実際やってみて欲しいです
著者紹介
まずは簡単な著者の紹介です
森岡 毅(もりおか つよし)
- 1972年10月12日生まれ
- 株式会社刀代表取締役CEO
- P&Gで働いていたが2010年6月にUSJに入社
- USJ復活の立役者
- 会社員時代は朝7時に出社、終電近くまで働いた経験あり
※一部wikipediaより
その他にもトリドールホールディングスと株式会社刀で協業し、誰もが1度は行ったことのある丸亀製麺のブランドを再構築した実績も持っています
入社後のUSJの回復ぶりが圧倒的。会社員時代の働き方は自分も経験あり…それにしても経歴がすごい!!
こんなすごい経歴の筆者が自身の苦しかった時の経験を1冊の本にしてくれたものです。名著になるのも納得できますね
投資家目線での3つの要点
資本主義の本質
森岡さん曰く資本主義の本質とは
だと言っています
投資家目線で考えると自然なことですが、仕事に忙殺されているサラリーマンだと意外と気付いていない人も多いです
悲しいのですが日本の教育自体が、大量の優秀なサラリーマンを生産するように作られているということに自分も共感します
本書で出てくる教育の事例として『遅刻しない』『宿題は期日までにする』『周囲と仲良くする』はまさに日本教育そのものですね
ちなみに自分も漏れなく日本教育で育てられた、優秀なサラリーマンの一人だと感じました(笑)
もし考えもしなかった…という人は、今の社会が資本主義社会でサラリーマンが働いて資本家が儲ける構造だということを頭の片隅の入れておくのがいいと思います
資産を持たない人が、持てるようになるためには
資産を持てるようになるには
だと言っています
これは資本主義の本質からも分かる通り、サラリーマンとして自身の24時間を使ってお金を稼ぐ方法から、株を買ってその会社のオーナーになり、他人の24時間を使ってお金を稼ぐようになることです
もちろん自分で汗水たらして働く時期も必要ですが、一生それを続けられるわけではありません
今ある資産を徐々に株式に移行し、他人の力を借りて自分の人生を自由に選択できることを目指して、日々投資をしていくことが資産を持てるようになる秘訣だと思っています
ぼくの場合、その現実に気づき資産家を目指して2015年から投資をスタートしています
本当の資産家への道半ばではありますが、1000万以上の資産になっている直近の成績は「【インデックス投資】2022年6月運用報告」を参考にしてください
3STEPで分かる、自分の強みの見つけ方
最後は誰もが人生1度の考えたことがある『自分の強みってなんだろう?』に一つの答えを出している内容です
著者の過去の経験から自分の強みをどう分析するかをまとめてくれているので、その手順を解説します
『”強み”は必ず好きなことの中にある』をベースにした考え方です。本書ではポストイットと紙とペンでやっていましたが、パソコンや携帯でも、たった3STEPで簡単に出来ると思います
僕の例だと
- 「ボウリングをする」「マネーフォワードを見る」
- 「ボウリングをする:投げる位置、投げ方を変化させながら何度も投げるのが楽しかった」「マネーフォワードを見る:投資の資金を元手にどんな投資をしていこうか考える」
- 分類をして、この2つはT(Thinking)に分類
となり、一番傾向があったのはT(Thinking)に強みがあるという結果でした
T(Thinking)の象徴的なものとして「戦略的ゲームで、反射神経だけを使うものより”作戦”で勝つものを好み、読書やプログラミングが好き」という傾向があります
本職や好きでやっていることと完全に一致します(笑)
ということで、本書の中では3タイプそれぞれに適した職能や具体的な職種も紹介されているので、具体的な職業が気になる人は読んでみてください
まとめ
今回は3年経った今でも読まれる名著【苦しかった時の話をしようか】を投資家目線を交えて、要点をレビューしました
投資をやろうと思っている人、やり始めた人には知っておきたい考え方が詰まった本になっています
しかも自分の強みの分析についても書かれているので、自分の強みが何で、何をやっていいのか分からないと悩んでいる人も是非読んで欲しい1冊です
あらすじだけでも「苦しかったときの話をしようか」を読んでみる